4Aug

何度か速読教室やフォトリーディング教室に参加し、ある程度の効果を実感してから考えたこと。
ある程度の知識がないと「速読」も意味を成さないのではないか・・・。
以下、あくまで私個人の感想。
読書の「目的」によって速読ができるものと出来ないものがあるように感じます。
ビジネス関連は自身の言動の確認と向上のために読みます。
「こういうテーマを知りたい」という目的があり、「質問を用意して」読んでいる状態であり、もともと体験していることも出ているので理解が早く、すぐに読めます。
ところが全く新しい分野の知識を身に付けることを目的にした場合、そもそも知識がないので理解に時間がかかります。
自然と読むスピードも遅くなってしまいます。
考えてみれば当たり前の話ですが、初めてのことを理解するためには時間がかかります。
スピードがつくのは慣れてからです。
読書も全く同じで、そもそも知っていることが出てくるから共感できたり、確認できたりして理解が深まるのです。
私はよく同じジャンルの本を4冊同時に読むのですが、そうするとAという本で語られていたワードがBという本でも出てきて理解が深まったり、Cという本ではそのワードが別の角度で語られていてさらに理解が深まる、というようなことができます。
しかしそもそもの知識がないとなかなか理解が進みません。
教育関連の本であればワードがある程度理解でき、読むスピードも速い。
ところが、以前インドの不可触民解放に心血を注いだアンベードカルの伝記を読んだ時は遅々として進みませんでした。
人物や出来事に興味はあっても、恥ずかしながら世界史的な知識が不足していたためです。
分からない単語をいちいち辞書を引く、ということをしていました。
速読はある意味魔法かもしれませんが、その魔法を習得するためには前提があるのです。
「知識があること」
頭に入っていた「点」の知識が、久しぶりに触れたり、別の知識と結びついたりして「線」となり、「面」となっていく、これが「理解」ということであり、処理速度の速さ(速読)につながります。
ということは・・・、
全く知らない知識を学んでいるはずの学校のテスト勉強で、「速読」をするのは現実的ではないということですね。
速読が出来るとしたら、毎日少しずつ学校の内容を復習して頭の中に知識を蓄えておくことが前提です。
そうすればテスト直前の総復習の理解度が高まり、教科書を読むスピードが早くなるはずです。
フォトリーディングやマインドマップなど、能力を開発するワザは確かに存在します。
将来そのワザを使いこなせるようになるためには、若いうちに地道に勉強しておくことが大事ではないかと思っています。
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