永福町駅エリア 実績抜群の個別指導塾 学習塾【英才個別学院 永福校】へお任せ下さい!

menu

永福町駅エリア 実績抜群の個別指導塾 学習塾の英才個別学院永福校

【読書感想文のお供に】宮沢賢治 その作品と人となり⑤賢治の「悟り」

 

『銀河鉄道の夜』の執筆が始まったのは、

保坂と決別し、最愛の妹トシを病で失ってから約2年後のことといわれています。

自分の信仰に挫折し、唯一の理解者だった妹を亡くした失望や喪失感から生まれた『銀河鉄道の夜』初期稿(第一次稿~第三次稿)は、

どこまでも理想を追求しながらも思い通りにならない深い孤独が反映されているように感じるのです。

法華経に対するこだわりや、違う考えの人を受け入れられない葛藤が浮き彫りになり、必死に自分を納得させようとしているような感じを受けるのは、

ブルカニロ博士という超自然的存在、つまり神様を自分で作り出して、自分の思想に頷いてもらっているところからも感じられます。

 

神様に「YES」と言ってもらえばそれで解決だからです。

つまりそういう存在を作り出したところに、賢治の迷いや弱さ、頑固さを読み取ってしまうのです。

 

そしていよいよ第四次稿では、ジョバンニは自発的に『みんなのほんとうの幸い』を探しに行く決心をします。

本当の幸せとは何なのかと問われ、『僕わからない』と答えてしまうジョバンニとカムパネルラですが、

無理に創造した神様に指し示された答えでなく、生身の少年の苦悩の果ての解答であるところに魅力を感じます。

ブルカニロ博士という存在に頼る必要もなく、主体的に行動しようとするジョバンニに、

賢治自身の成長を読み取ることはできないでしょうか。

 

晩年賢治は国柱会と距離を置き(亡くなるまで会員でした)、極端な菜食主義からも脱却します。

昭和5年、友人へ宛てた手紙には、講師を務めた羅須地人協会時代を振り返り、

 

「私は今まで少し行き過ぎてゐたと思ひます」

 

と、自身を反省する言葉が出てきます。

また、昭和6年に大熱を発症し、死を覚悟した際の父母へ宛てた遺書には次のように書かれています。

 

「この一生の間どんな子供も受けないやうな厚いご恩をいただきながら

いつも我慢(ママ)でお心に背きたうたうこんなことになりました

(略)

どうかご信仰といふのではなくても(日蓮宗の)お題目で私をお呼び出しください

そのお題目で絶えずおわび申しあげお答へいたします

 

 

「どうかご信仰といふのではなくてもお題目で私をお呼び出しください」

と言っているところに、賢治の切実な願いと、違う価値観の人間への配慮が伺えないでしょうか。

 

ブルカニロ博士のお説教をまるまる削除した第四次稿は、挫折や孤独を通して成長した賢治が、

無理に「幸い」への答えを出そうとして頑迷にならなくていい、探し続けることに意味がある、そう言ってくれているような気がします。

 

賢治は農学校の教師時代に、『人間は何故生まれてきたか、ということを知らなければならないために、この世に生まれてきたのです』と教えたそうです。

そもそも賢治自身が生きている間は恵まれた人ではなかったように思います。

 

作家として認められることもなく、最愛の妹とも死に別れ、信仰に挫折して、転職を繰り返し、病に苦しんで三十七歳でこの世を去ってしまうのです。

しかし、出版される当てもない原稿を死の直前まで執筆、改稿を繰り返していたのも、賢治が『本当の幸』を探し続けた証拠ではないでしょうか。

ここまで自身の生が反映されている作家も珍しく、そこが賢治の最大の魅力なのかもしれません。

 

 

 

 

<当学院の通学圏内>

杉並区立向陽中学校/杉並区立大宮中学校/杉並区立泉南中学校/杉並区立和泉中学校/杉並区立永福小学校/杉並区立大宮小学校/都立杉並高校/都立杉並総合高校/都立千歳ヶ丘高等学校/私立東京農大第一高等学校/私立成蹊小学校・成蹊中学校/私立日大櫻丘高等学校/私立日大第一高等学校/私立日大豊山高等学校

 

など多数。

公立中学校のテスト対策はもちろん、私立のお子様もお任せ下さい!

*****************英才個別学院 永福校 概要*************************

【授業時間】
(平日)①17:00~18:25②18:30~19:55③20:00~21:25
(土曜日)①14:00~15:25②15:30~16:55③17:00~18:25④18:30~19:55

【対象】小学生・中学生・高校生・既卒生

【教室へのお問合せは】
日曜、祝祭日を除く14:00以降に、
①当教室ホームページよりお問い合わせください。http://eisai-eifuku.com/contact/contact.html
②当教室までお電話ください。03-5355-3993 (14:00~21:00 日・祝休み)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

資料請求・無料体験はこちら 電話でのお問い合わせはこちら
英才個別学院 永福校 フェイスブック
英才個別学院 永福校 ツイッター
英才個別学院 永福校 YouTube チャンネル
英才個別学院 永福校 Google+