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永福町の個別指導塾 学習塾【英才個別学院 永福校】永福町の個別指導塾室長の気まぐれ読書感想文_9 「風立ちぬ」

永福町の個別指導塾 学習塾【英才個別学院 永福校】映画は、だいぶ違いました

 

 

 

皆さんこんにちは、英才個別学院 永福校 室長の藤田です。

 

 

 

 

今回の「気まぐれ読書感想文」は、堀辰雄の「風たちぬ」です。

 

 

 

 

 

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スタジオジブリの映画でも大ヒットしましたね。

タイトルに惹かれて公開直後に観に行ってきました。

 

映画版では堀辰雄の「風立ちぬ」と飛行機設計者の物語がミックスされていましたが、

原作の「風立ちぬ」は、結核に冒され余命いくばくもない婚約者・節子の療養生活を見守る

「私」の手記という形で、大変静かな文面で物語が進行していきます。

 

 

 

この作品の魅力は、舞台となる療養所の風景描写の巧みさと、丁寧に描かれた主人公の心理描写でしょう。

 

 

 

堀辰雄の風景描写は、まるでデュマやシュトルムが田園風景を表現しているかのように格調が高く、

一瞬日本の物語だということを忘れてしまいそうになります。

 

 

 

そして主人公の、時として薄情にさえ思えるような心の移り変わりと反省に、

甘い純愛小説とは違った読み応えを感じます。

 

 

 

初夏、療養所で夕暮れの風景を眺めながら二人が交わす会話。

「何をそんなに考えているの?」と節子。

「私たちがずっと後になってね、今の私たちの生活を思い出すようなことがあったら、それがどんなに美しいだろうと思っていたんだ」と主人公は答えます。

節子は一瞬「愉(たの)しいように応じ」ますが、何かを言いたそうに口をつぐみ、しばらく躊躇った後に「そんなにいつまでも生きて居られたらいいわね」と言います。

 

夜になって、主人公は節子から、さっきの夕景色の美しさは死にゆく者だけが感じとれるものに思えたということを打ち明けられます。

主人公は自分を責めるわけです。

「あのとき自然なんぞをあんなに美しいと思ったのはおれじゃないのだ。それはおれたちだったのだ」

「節子が自分の最後の瞬間のことを夢みているとも知らないで、おれはおれで、

勝手におれたちの長生きした時のことなんぞ考えていたなんて……

 

 

 

また、小説家らしく節子の物語を書こうとして、

「病める女主人公の物悲しい死を作為し」てしまい、ふと我に返って、

夢から覚めたかのように何んともかとも言いようのない恐怖と羞恥とに襲われ」ます。

 

 

 

 

そして節子との別れから数年後、雪の降り積もる山小屋でも「私」は考えます。

 

 

 

「こんな風におれがいかにも何気なさそうに生きていられるのも、それはおれがこうやって、

なるたけ世間なんぞとは交じわらずに、

たった一人で暮らしている所為(せい)かも知れないけれど、

そんなことがこの意気地なしのおれに出来ていられるのは、本当にみんなお前のお蔭だ。」

 

 

自分の言動の一々を反省すればするほど、泰然とした節子の深い愛に気付かされるといった構図がなんとも切なく、優しい気持ちにさせてくれる作品です。

 

 

 

*****************英才個別学院 永福校 概要*************************

【授業時間】   17時00分~21時30分

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【申込方法②】当教室までお電話ください

TEL:03-5355-3993 (14:00~21:00 日・祝休み)

 

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